
大好評「マルコ」の魅力
多くの方からご好評をいただいいている「blueover」の「マルコ」が再入荷してまいりました。
本日は改めてその魅力を解説させていただきます。
全て読む時間がないという方へ!
これだけは読んでいって下さい!
「オンオフで履けるユーティリティー性の高いシューズで、しかも“防水レザー”を使用しております」
ダラダラと説明させていただかなくとも、この一言と、この見た目で十分大ヒットの理由が伝わるかと思います。

昨今「ビジネスカジュアル」というカテゴリーが生まれたことで【スニーカーのような革靴】【革靴のようなスニーカー】を求める声が大きくなりました。
まさに「マルコ」は<<>>
そして、<<>>が多くの服好きなビジネスマンから支持されています。
もちろんプレーンなデザインなので、プライベートでも合わせやすく、使い勝手のいい一足です。

ソールとアッパーを繋ぎ合わせる製法は、革靴にみられる「マッケイ製法」を採用。
スニーカーというと、その多くは「セメンテッド製法」といわれる、単純にソールとアッパーを接着したものが多いです。
ソールには、ランニングシューズに多くみられる「EVA」というスポンジ材を加工したものを一部使用しております。
EVAは、量産型のウレタンソールと比べ、一枚のスポンジシートを職人さんが手作業で裁断して、張り合わせる必要があるため、工程が多くなります。
※決してウレタンソールが悪いものではありません。

よく見てみると、マルコのアッパーとソールユニットの間には【くぼみ】があります。このくぼみのところを「アイナカ」と言い、アイナカとアッパーが縫い合わさる製法が「マッケイ製法」です。
※マッケイはソール交換がしやすい、などのメリットがあります。
※アイナカやマッケイのご説明は難しいので、割愛させていただきます。気になる方は、原宿に実店舗がございますので、お気軽にお尋ねくださいませ。
マルコでは、革靴の「コバ」と呼ばれる部分にピースを巻き付けてお椀状にして、そこへアイナカ+アッパーを埋め込んでいます。
これは、後にソール交換をする際の破損リスクを軽減するために生み出した意匠で、あくまでも機能として生まれたものですが、結果的にそれが、他のソールと異なった【シャープな印象のシューズ】となりました。

中敷きにもこだわり、表面にはライニングと同じカウレザーを採用。
細部までこだわることで、見た目としての「統一感」が生まれ、より高級感のある佇まいへ。
裏面には不織布、かかとの裏部分には、高機能ウレタン「PORON」を採用。
これは、国内では数少ない革を使用したカップインソールを作れる工場に依頼。
アーチ部分、かかと部分が立体的になったカップインソールは疲労軽減も期待できます。

「意外と軽い!!」
店頭でも、こうしたお声をいただけております。
靴では、アッパー材を合成皮革にして軽量化を図ることが一般的ですが、品質を重視するブルーオーバーは、アッパーのクオリティを落とさずに、その他を軽量化することで実現しています。
特に重くなりがちなソールには、ビブラムソールの中でも軽量なものを採用。
他、EVAやアイナカといった部分も幾度も見直し、機能性を損なうことなく軽量化を図っています。
最後に・・・
ワックス仕上げのオイルレザーは、皮を染める段階で防水加脂材を一緒に入れることで、防水性も透湿性もある革に仕上げることができました。
革の繊維が残っていれば、半永久的に効果が期待できます。
独特の光沢をもち、レザーの質感を残したまま、水染みができにくく、お手入れが簡単なマルコが完成しました。
靴のシルエットを決める「木型/ラスト」は革靴のシルエットを採用しつつも、ヒールカウンターやベロ部分にスポンジを入れたりと、スニーカーのようなアイコンを残したデザイン。
マルコは非常に細かな設計、工程のもとに生まれた【スニーカーとしての革靴】
革靴のような固い履き心地ではなく、スニーカーとしての履きやすさを追求しています。